2018年1月23日火曜日

個人タクシーって儲かるの?

年明けから随分と投稿が空いてしまったが…(そのうち見放されるで)

冒頭の個人タクシーについては、よく聞かれるところである。

特にこれからタクシーに乗ろうと考えている若い世代(40代くらいまでは「若い世代」と呼ばれる世界です)にとっては、将来の目標として気になるだろう。

個人タクシーになって後悔してます、または法人に戻りましたなんて話はあまり聞かないけど、

どうなんでしょう?

日本のタクシー制度の下では、法人タクシードライバーを(最低10年)経験しないと個人の資格は取れないので、

法人の方が良ければ戻るでしょう

いろいろ要件→http://www.kojin-taxi.or.jp/taxi/jigyohnushi.html (最低200万は預託するようなもんやな)もあるし、

試験→http://www.kojin-taxi.or.jp/documents/shiken_chiiri.pdf(結構難しいな…) もあるから、

せっかく取った資格を簡単に手放すこともないやろけど、

やっぱり生活かかってるから、あかんかったらやめるでしょう

わたしの知る限り、都市部の個人さんは楽しそうにやってますよ(というより、個人タクシーは基本都市部しか出来へんけどな)。

では、どのくらい儲かるのか?

少し前のデータになるが、2016年度の都内個人タクシー(やっぱ東京が一番儲かるやろな)の平均営収が、

659万4292円 実働日数約254日(月約21日勤務)

諸経費

燃料費 約53万円
車両修繕費 約26万円
減価償却費 約60万
※車両購入費を何年か(多分5年くらい)に分けて経費勘定にするもの
その他経費 約151万
※ここは個人事業ですから、想像にお任せします(個人的費用もなんぼか入ってるやろな)

差し引きした利益が約367万円

微妙な数字やね。

年金もらいながら、悠々と仕事されてるシニアがほとんどであることを考慮すれば、

現役世代の利益は2,3割増し(440~480万)くらいかな

一方法人タクシーに関して、

昨年11月の都内タクシーの日車営収が47,916円

月12乗務として、月平均営収が約57万5千円

12か月続けたら、年間営収が約690万円

歩率が63%とすると、年間収入は約435万円

微妙やねー(こっちも年配ドライバーが多いから、現役世代の年収はもっと高いやろしな)

個人である程度のリスクを取って自由に仕事するか、法人である程度管理されながらもリスクなしで仕事するか。

収入的にはあまり違いなさそうやけど…

ご意見あれば、お願いします。