2015年12月25日金曜日

2015年のタクシー業界

いや早いもので、今年も終わりに近づいてますね…(今年何回投稿したんや)

今年のタクシーを振り返ってみると、どうなんやろ、正直言ってあまりタクシーが一般的な話題にならなかった気がする。

ウーバーの話題なんかはそれなりに続いてるんやけど、それほど進展はない。

http://cooldriver-in-kansai.blogspot.jp/2014/12/blog-post_31.html

昨年末の話題を振り返ってもやっぱりウーバーなんよね。

じゃあ一年経って(日本で)何があったかって、表立っては特にないんですよ。

まあウーバーの影響(?)で、日本でも「ライドシェア特区」なんていう話も出てきてるけど。

秋田県の仙北市や兵庫県の養父市かな・・・この辺の過疎地での「ご老人の足」の問題を、都市部で「金儲け」しようというシリコンバレーのベンチャー企業(ウーバー)とつなげるのは無理があるよね。

結局どちらにしてもうまくいかないと思うんやけど。

まあ、ウーバーなんかが出てきたことで、タクシーが「前向き」に注目されるというのは悪くないと思ってる

ほんまにそれまでタクシーの話題と言えば、「貧困」「強盗」「労働者の墓場」みたいなネガティブな話題ばっかりやったから(墓場まで言われてないやろ・・・)。

いろいろ言われながらも、不思議とこの業界には優秀な、おもろい人材が多く集まってるんよね。

「あんた何でこんな仕事してんねん」

なんて言われながら、

「何でもっと早くこんな仕事してへんかったんやろ」

と思いつつ、この仕事を楽しんでる。

「人出不足」がほとんどの業界でキーワードになりつつある昨今だが、

人出が不足するということは、一人ひとりの仕事量の負荷が高まるわけで、「ブラック企業」なんて言葉も普通に流通する時代になってきた。

しかしタクシー業界、とうかタクシー運転手にとっては「人出不足」はグッドニュースでしかない

歩合制やから、人が少なくなればなるほど、一人あたりの仕事量は増えて、要するに営収が増えることになる。

良い時代になりました

今日はクリスマス・イブ

クリスマスプレゼントを運ぶサンタクロースが今頃きっとタクシーに乗って、グーグルマップのスターをドライバーに見せている頃やろう。

「次はこの家に行ってほしい」

そしてその家に着いて、

「ちょっとここで待っててもらえるかな、また次の家に行くから」

と髭のおっさんが大きな袋を持って降りようとしたとき、

「すみません、荷物は置いていってもらえますか」

「いや・・・それは・・・」

「無理ならここまでの料金一度精算してから降りてください」