2012年3月28日水曜日

3.26(月) 41点 27(火) 26点~業界の噂

先日コメント欄にえらそうに、

この花は壇香梅(だんこうばい)です

なんて書いたが、

実はサンシュユ

という花ではないかという噂もあるようだ(噂の出どころはどこや?)。

しかし花の噂を語るよりも(逃げるか)

タクシーのブログなので、

業界の噂を語ろう

http://facta.co.jp/article/201204048.html

こちらは、FACTAという経済雑誌のサイトの記事だが、

どうやら東京N社の経営が危ない(微妙に検索ヒット避けたな)

というのである。

しかし記事はFACTAを定期購読していないと読めないので、

内容はよくわからないが・・・(少しは金使え)

N社やK社長の戦略

については以前から引っかかるところはあったんよね。

まあとりあえず今は噂が噂で終わってくれることを祈ろう。

3月26日(月) 景気60 晴ときどき雨
日照3.7 雨0.5 高6.2 低-0.9
営収 41,810(19,590-22,220)
26(15-11)回
12.75(7,50-5.25)時間
MAX 6,230

大事な日報を後回しにしている投稿が続く・・・

この日は朝から病院が驚くくらい動いた

入れば出て、入れば出て

少しは休ませてくれ

と思うくらい。

夜もそれほど悪くなかったし、

このところ

「魔の月曜日」は過去のもの

となりつつある。

3月27日(火) 景気40 晴
日照10.7 雨0 高13.1 低-2.4
営収 25,840(7,880-17,960)
15(5-10)回
11.50(6.25-5.25)時間
MAX 4,070

この日は前日と打って変わって、

朝の病院は動かず、

少しは走らせてくれ

と思うくらい。

しかし悪いなりに夜は作れた。

最近の乗務はストレス少ないわ。

2012年3月25日日曜日

3.21(水)23(金)24(土) 121点~反論まとめ

こちらのサイトでのタクシーバッシング

を見てからというもの、

燃えたぎった怒りは、

ここ数日の体調不良でトーンダウンしてしまった。

なんか花粉症なんか、風邪なんかわからへんのやけどさぁ・・・(誰に話してる)

まあわかる人はわかってくれるやろというか、

実際乗ってもらってる利用者には良いイメージを持ってもらっている確信があるんですよ

上のサイトを見ていて最も感じたのは、

投稿者のほとんどが20~30代

残念ながらこの世代ってのはタクシー利用が最も少ない世代

今後もこの世代の利用者が増える見込みはないし、ターゲットにする必要もない。

しかし何故かこの世代は、

タクシーに乗らないくせに

ステレオタイプ化されたタクシーのイメージを未だに語り続ける

ステレオタイプとは何かと言えば、

タクシーの運転手は、

①道を知らない

知らないわけないやろ。

運転手の地理知識の高さはタクシーに乗れば必ず実感できるはず

一方でタクシーはOJTが基本なので、

たまたま新人さんに当たれば、「道を知らない」こともあるかもしれないが、

ほとんどタクシーに乗らない若い世代がそういう運転手に何度も当たるとは考えにくいよね。

②わざと遠回りをする

そんなことしませんよ。

これも実際タクシーに乗れば、

「こんな近道があったんや」

と教えられることの方が多いはず。

もちろんこれもモラルの低い運転手にたまたまあたることはあるかもしれないけれど、

そういう運転手としてのプライドを持たないおっさんは減ってきてますよ。

③一万円札の支払いをいやがる

これはいやです(一言で済ますな)

※実際露骨にいやな顔をする運転手は少ないでしょうが、一万円札の支払いは大変困ります。マナーとして出来る限り避けてください。

でもタクシードライバーって未だに悪いイメージを持たれているからこそ、

俺くらいの年代(30代)で、

しっかりした対応をすると、

「おっ!こいつ違うわ」

っていう印象を得ることが出来る、一回一回すごい手ごたえあるんよね。

健康で普通に自家用車も持っている我々の世代が生活上タクシーの利用者になることはあまりないかもしれないけど、

運転席に座ってみたら

こんな楽しくて、やりがいのある仕事は他にあまりないで

と言ってるんですよ。

でも若い世代がどんどんタクシーに乗ってしまうと困る人たちがいる

その一つが、マイナビのような転職サイトであり(タクシーに転職なんかわざわざサイト登録しなくても簡単に出来るからな)

もう一つは・・・やめとこ。

3月21日(水) 景気50 晴
日照10.0 雨0 高11.0 低-1.2
営収 43,140(10,670-32,470)
22(8-14)回
11.25(4.00-7.25)時間
MAX 8,790

思えば今まで(26日)まで引きずってる体調不良の始まりは

この日のひどい花粉症

昼間は2時間ほど職場集会があって、

その後花粉症があまりにひどいので、

何度もやめようとしたのだが、

期初で稼動車も少なくてがんばってしまった

何事もなかったから良かったが、反省すべきところもある。

そんなときに限って、夜は忙しくてなかなか帰れず・・・

ほんましんどかった。

3月23日(金) 景気60 雨
日照0 雨27.0 高10.9 低6.0
営収 51,390(20,220-31,170)
28(13-15)回
13.50(7.00-5.50)時間
MAX 9,830

この日は昼間も夜もよく動いた

前半戦で20点

後半戦も最終に遠方があたって30点超

うまく行き過ぎやね

3月24日(土) A 景気40 くもりときどき雨
日照2.2 雨5.5 高12.5 低4.0
営収 27,230(10.310-16,920)
13(5-8)回
10.25(4.50-5.75)時間
MAX 4,470

よく出来た次の日やったし、

遅めに出ての省力乗務やったが、

昼間からそこそこついてて

いけるやん

と思った後半戦は、

駅にいるはずのない他社の車が・・・

思わぬライバル出現で、

そこそこあたりは良かったが伸びず

30点はしたかったなぁ

2012年3月21日水曜日

3.19(月) 33点 20(火) 29点~反論

前々回(15日)の投稿

タクシーでイラっとしたこと

みなさんの反論がなかったので(だから誰も読んでないって)

自分で反論することにしよう・・・(空しいな)

読んでくれなくてもいい(開きなおったか)

横の広告だけクリックしてください(最低やな)

・・・それでは、一つ一ついこう

・「道を知らない」

これほんまよく聞くけど、道知ってないと困るケースってどんだけあんの?

タクシーで自宅や会社帰るのに道知っててもらう必要ないやろ

俺は地理知識には自信あるけど、必ず客の指示仰ぎますよ

「どの道から行きますか?」と聞くと、わが意を得たりとばかりに

「・・・わからへんの?」という顔をされることがある

乗りなれてない若い人に多いけど

・「『大丈夫です』と言ったくせにナビも使えない・・・普段より5,000円以上多く払わされた」

「普段より5千円以上多い」って、普段からどんな乗車してんねん。

しかも普段から乗ってるコースなら、「こっちの道から行ってください」って指示したらいいだけやないですか?

・「わざと遠回りされた」

なぜ「わざと」とわかる?

それはほんまに遠回りですか?(客が遠回りや思い込んでる場合もあるからな)

「わざと」というくらいなら、道を知ってるんやろから(自分が近いと思う道を)指示しましょうよ。

客の指示した道が実際は遠回りというケースは非常に多いけど。

・「遠回りされ、行きと帰りで料金が倍くらい違った」

「倍違った」って・・・上の5千円もそうやけど、事実ならそれはネット投稿のみで済ませていい話やないやろ?

ちゃんと会社なり、タクセンなり連絡してくださいよ。

事実ならね(何が言いたい?)

・「観光中、頼みもしないのにわざわざ遠回りされ・・・(観光スポットに連れて行かれた)」

「頼みもしないのに」観光地に行って、料金請求したらそれは一種の押し売りやね。

とんでもないですよ。

事実ならね(わっ、また言った)

・「もう降りると言っているのに、わざともう少し進んでメーターが上がった」

これもなぜ「わざと」とわかる?

たかが80円、90円のためにそんなことしませんよ。

トラブルの方がよっぽど高くつく、ドライバーの気持ちはみんな同じや思いますよ。

・「手を上げているのに、運転手が見ていない」

状況にもよるけど、(手を上げてるように)見えないこともあるからね。

しかし、これは・・・あるやろね。

・「体調が悪くて病院に行くのに、ベラベラおしゃべりされてつらかった」

うん・・・空気は読まなあかんね。

これも・・・ありそう。

・「一万で払おうとしたら、『おつりがないからくずしてきて』と言われました」

あー・・・これは長くなるわ。

もっと時間かけてしっかり闘いたいから(「闘う」のか)、またの機会に。

・「トランクの中が汚く、ここに人の荷物置くの?って思いました」

少なくとも俺はめちゃきれいにしてますよ。よく言われるし。

海外ではトランクサービス有料なんていうのも珍しくないから、

・・・その辺は知識として入れておいてもらいたい(当然の権利と思ってるからな)。

・「タメ口」

場合によっては、必要になることもある思うけど・・・これも空気は読まなあかんやろけど。

・「1メーターだと態度が悪くなる」

こっちは何ともないのに、勝手にそう思われること多いんですよ。

これ正直すごく気使うわ。

・「運転が自己中心的(割り込みなど)」

これはいけませんね。

あると思います。

・「運転が下手、危ない(急発進、ウインカーを出さないなど)」

上(割り込み)もそうやけどタクシーですからね・・・客に急に指示されることあるんですよ。

ただ「下手」とか言われる筋合いはないと思うけど・・・

入り方や礼儀は大切やね。

まあ気つけましょう。

・「横断歩道で客を降ろすなど、交通違反・・・」

これも客に指示されたらねぇ・・・仕方ないこともあるけど。

まあ気つけましょう。

・「信号のないT字路で、運転手が後を向いて客と話していて、わたしに気づかずにひかれた」

ひかれたんですか・・・ご無事で何よりです。

・「・・・割り込みをするタクシーが多い」

だから仕方ないこともあるんですよ。譲ってくださいよ。

・「細い道でもスピードを落とさず通っていたので、怖かった」

あるやろな・・・気つけましょう。

・「雨の日に・・・タクシーから水をかけられた」

これも気つけないとね・・・タクシーやから目立つんよね。

・「コンビニの駐車場でタクシーがたむろ・・・」

学生やあるまいし・・・ほんまかいな。

・「タクシー乗り場に立ちションの跡がたくさん・・・」

「立ちションの跡」って・・・どんなんですか?

・「タクシー乗り場の周辺のタバコのポイ捨てなど・・・」

これは実際ありますね。

拾って掃除してる運転手もいるんですよ(アピールすんな)

まとめは次回に・・・

詳細日報を今さら(26日)追加

3月19日(月) 景気50 晴
日照7.2 雨0.5 高7.5 低-0.6
営収 33,140(9,320-23,820)
16(6-10)回
11.50(6.50-5.00)時間
MAX 9,430

月曜はやはりスタートが良い

病院でうまく稼いだものの失速・・・

しかし後半戦の始めにあたり

月曜なのに夜はよく動いた

いよいよ年度末やな

3月20日(火) 景気40 晴
日照9.6 雨0 高11.7 低-3.0
営収 29,450(23,480-5,980)
12(7-5)回
11.00(7.75-3.25)時間
MAX 10,550

春分の日

締め日日数合わせの苦し紛れの乗務やったが、

昼過ぎに久々にホテルに入ると、

いきなり(周辺の個人宅から)空港の仕事

夕方にも大きいのがあって、

前半戦で23点

後半戦は予想通り低調やったが、

大健闘やね

2012年3月19日月曜日

3.18(日) くもり時々雨 19点〜かふくはあざなえる縄のごとし

3日ほど休暇を取ったのと、

貫井徳郎の小説(追憶のかけら)を読みふけっていたためブログもそっちのけやったが…

小説のなかによく出てきた言葉

禍福はあざなえる縄のごとし

※幸福と不幸はよりあわせた縄のように表裏一体であるということ

いい言葉やなぁ…タクシーに乗ってると日々実感する

ついでにもうひとつ、

下腹はあざなえる縄のごとし

※たるんできた下腹部はよりあわせた縄のようなラインができる

いい言葉やなぁ…タクシーに乗ってると日々実感する

最近ちょっと体重増えてきたな…

3月18日(日) 景気40 くもり時々雨
日照0 雨0 高13.0 低5.8
営収 19,400(11,820-7,580)
11(7-4)回
12.75(7.50-5.25)時間
Max 2,790

四日ぶりの乗務は

日曜日

当番で仕方なくの出勤だが、

やはり日曜乗務はいやなもの

それでも彼岸の入りで、

墓参りの仕事はちらほらあった

雨が降らなければもっと動いたんやろけど、

まあ苦戦覚悟の中で

20近く出来たのは健闘ちゃうかな

2012年3月15日木曜日

3.13(火) 24点 14(水) 30点~タクシーでイラッとしたこと・・・

この炎が何を意味するのか・・・

こんなサイトを見つけた

http://news.mynavi.jp/c_career/level1/yoko/2012/03/post_1542.html

タイトルは、

タクシーでイラッとしたことあるある

なんやねん・・・

聞いたろうやないか

マイナビ会員とやらの投稿を、ちょっとここに並べてみよう

・「道を知らない」

・「『大丈夫です』と言ったくせにナビも使えない・・・普段より5,000円以上多く払わされた」

・「わざと遠回りされた」

・「遠回りされ、行きと帰りで料金が倍くらい違った」

・「観光中、頼みもしないのにわざわざ遠回りされ・・・(観光スポットに連れて行かれた)」

・「もう降りると言っているのに、わざともう少し進んでメーターが上がった」

・「手を上げているのに、運転手が見ていない」

・「体調が悪くて病院に行くのに、ベラベラおしゃべりされてつらかった」

・「一万で払おうとしたら、『おつりがないからくずしてきて』と言われました」

・「トランクの中が汚く、ここに人の荷物置くの?って思いました」

・「タメ口」

・「1メーターだと態度が悪くなる」

・「運転が自己中心的(割り込みなど)」

・「運転が下手、危ない(急発進、ウインカーを出さないなど)」

・「横断歩道で客を降ろすなど、交通違反・・・」

・「信号のないT字路で、運転手が後を向いて客と話していて、わたしに気づかずにひかれた」

・「・・・割り込みをするタクシーが多い」

・「細い道でもスピードを落とさず通っていたので、怖かった」

・「雨の日に・・・タクシーから水をかけられた」

・「コンビニの駐車場でタクシーがたむろ・・・」

・「タクシー乗り場に立ちションの跡がたくさん・・・」

・「タクシー乗り場の周辺のタバコのポイ捨てなど・・・」

さて、ここまで書いて、

現役のタクシードライバーからの反論

を書こうと思ったが、

敢えてやめておこう・・・

何故かって?

それは他でもない

もう眠いから・・・(お前ブログやめろ)

みなさん反論お願いします!

というか反論の前に話の信憑性に疑問があるものがちらほらあるな・・・

3月13日(火) 晴ときどきくもり 景気40
日照4.7 雨0 高6.3 低マイナス2.5
営収 24,940(9,520-15,420)
18(8-10)回
11.25(6.25-5.00)時間
MAX 2,630

苦しい流れやったものの

少ない時間でなんとか作れた

しかし少し雲行きが悪くなってきたかな・・・

3月14日(水) 晴 景気50
日照10.9 雨0 高10.7 低マイナス3.4
営収 30,500(18,010-12,490)
22(13-9)回
12.00(8.25-3.75)時間
MAX 2,470

よく晴れた水曜日(今月最高の日照時間)

昼間はよく動いて、

前半戦を引っ張って(20時頃まで)

夜はサッカーのオリンピック最終予選(ホームで対バーレーン)を観戦

※見事2-0で勝利でオリンピック出場を決めた

再開後の後半戦はイマイチやったが、

粘って作った30点

やはり雲行き悪いな・・・(景気減退の予感)

2012年3月13日火曜日

3.12(月) くもり時々雪 40点〜公務員の星?

この日(12日)は注目されたロンドン五輪のマラソン代表選手の発表があった。

その中でも注目は、「公務員の星」と呼ばれる川内優輝さんだろう。

やはりタクシーの車内でも話題になる。

「川内残念やったな、ほら、あの公務員の」

「あぁ…マスコミで結構話題になってましたからね」

「出してやったらいいのになぁ、面白いのに。そう思わへん?」

「確かに、あのレベルなら誰が出てもいいと思いますよね。今時分日本人が優勝狙えるわけでもありませんし」

「そう、そう、そうやねん。ワイドショーとかで盛り上がって、視聴率も上がるわけやろ?」

「いや、でもぼくが引っかかるのは、『なんでそこまで公務員にこだわるの?』というところですねぇ。今言われたようにすごく注目されてるわけですよ。民間企業で彼をほしいところがあるわけでしょう」

「断ってるらしいで。やっぱり安定した公務員の職は捨てがたいんやろ」

「それでもねぇ…すごい能力持ってるわけですよ。民間で金が産めるわけです。そういった優れた人物を、その能力と関係ないところで税金使って雇うというのはどうかと。彼にしか出来ない仕事があるのに、彼でなくても出来る仕事(公務員)をしている。そこのミスマッチは社会的損失と言っても過言ではないですよ」

しかし(埼玉)県職員として配属替えして、「観光大使」にするっちゅうのはありかもしれんけど、「県立高校定時制事務員」はないわ・・・

そもそも「公務員の星」という言葉がよくわからない。

「元公務員の星」ならかっこいいけど。

「そんでも世間は冷たいで。散々騒いどいて、あかんくなったら知らん顔や。公務員のままでいる方が賢いんちゃう?」

「おっしゃる通りです。だからこそ挑戦してほしい、頑なに公務員をやめない姿に魅力を感じないんですよ」

「それでダメになったらどうすんの?」

「タクシー乗ったらいいんですよ!」

3月12日(月) 景気60 くもり時々雪
日照5.4 雨0 高5.0 低-1.6
営収 40,510(14,570-25,940)
18(6-12)回
12.00(5.00-7.00)時間
Max 11,430

先週から暖かい日が続いて

このまま春になるんかな

なんて思ったら、

週明けは急激に冷えた。

時折雪もちらつくなか

昼間からよくついた。

夜も動いて

最終に遠方

月曜の40点は大きい、そのあと(火曜以降)がすごく楽になる。

2012年3月11日日曜日

3.9(金) 34点 10(土) 24点~タクシー人生論

まあひどい日やった。

待てども待てども仕事がない

3時間も待つとさすがにしびれて来る

ブログで、

「みなさんタクシーは楽しいですよ、運転手にならへんかー」

なんてぬかしている男もここまで来ると、

(こんな仕事)アホらしい、やめてやる

なんていう心境になる。

そんなとき駅の向こうから常連のおじいさんが現れた

こういうときの嬉しさもタクドラでなければわからないだろう。

「どうも、こんにちわ!」

「どうもどうもお久しぶりです。お元気ですか?」

「・・・いやー、元気なかったんですけどね。Kさんにお会いして元気が出てきましたよ」

「またまたお上手ですね。実は今日はわたしの誕生日なんですよ」

「そうなんですか!おいくつになられたんですか?」

「今日で87になりました。もう長くないですわ」

「87ですか!まだまだお元気ですね!」

「いえいえ、もう死に損ないですよ。ところで最近ハイクに凝ってましてね」

「ハイク(ハイキング)ですか!健康的ですね」

「いや、健康的かどうかわかりませんけど・・・脳にはいいかもしれません」

「もちろんですよ!脳にもいいはずです」

「ところで誕生日ということで一つやってみたんですが、聞いてもらえます?」

「もちろんです!どちらへ行かれたんですか?」

「どちらって・・・買い物ですけど」

「そうですか!買い物もハイキングみたいなもんですからね(どうでもいいけどテンション下げろ)」

「行きますよ、『春浅き 死出の旅路の 誕生日』っていうんですけど、どうです?」

「?・・・俳句ですか」

「だから俳句ゆうたやないですか」

「そうでしたね!・・・『死出の旅路』ですか」

「わたしはもう死ぬ覚悟が出来ました」

「・・・いや、まだお元気やないですか。でも、そういうのは大事かもしれませんね」

「もうすぐそこですから」

「いやすぐそことかずっと先とか関係なく、『死』というものを身近に捉えることは大事なことだと思います」

「あなたくらいの年齢(30代)でもわかりますか?」

「はい、死に対する恐怖があっては生きていくことを楽しむことが出来ませんから」

「あなたも『死ぬ覚悟』が出来ているということですか」

「・・・うーん、そうですね。そんな簡単に言えることでもないですが。ただ能動的に生を受けることが出来ないのと同じように、我々は意図的に死を迎えることは出来ません」

「自殺という選択肢もあるんではないですか?」

「生きていく上で『自殺という選択肢』はありません。自分を消すことは出来ないと思っています」

「それは物理的に消すことは出来ても(魂まで消すことは出来ない)、という意味ですか?」

「ちょっと宗教的な話になりますが、それに近いと思います。ちなみにわたしは特定の宗教を信仰はしていませんが」

「面白いですね。それでは、『人を殺す』という行為についてはどう思われますか?」

「他人の命を奪うことはもちろん許されないことですが、それが時に(自分が)生きていく上で必要になることがあります。自分の命を奪う行為とは根本的に違う行為だと思います」

「自分の命を奪う行為というのは特別であるということですか」

「わたしの認識では、わたしたちは『生きている』のではなく、『生かされている』ということです。それに逆らうことは出来ないということです」

「何となく言いたいことはわかります」

「例えば、どこかである人物に出会うことを能動的に選択することは基本的には出来ません。でもその一つ一つの出会いが確実に自分の人生を変えていくわけですね。それは人物との出会いだけでなく、風景であったり、ひらめきであったりするわけですが」

「そういう意味ではわたしもあなたの人生を変えているということですか」

「もちろんです。タクシーというのは人生とすごくよく似ているんですよ。わたしたちは行き先を選ぶことは出来ません。どこかへ『行く』のではなく、全て『行かされる』わけです。それは人生と同じですごくエキサイティングなんですよ」

3月9日(金) 景気50 雨のちくもり
日照0 雨8.5(10-17) 高7.4 低5.1
営収 34,680(13,230-21,450)
23(11-12)回
12.50(6.75-5.75)時間
MAX 3,910

この日は午前中から雨が降って、

入るなり走りっぱなし

15時で13点11回

このペースなら40点は堅い、いやうまく行けば50点も・・・

と思っていたら、

そこからピタッと止まった

久々に3時間干され、精神的にもぐったりしてしまった

夜も苦しい展開やったが、よく粘ったかな

3月10日(土) 景気40 くもり
日照0.6 雨0 高9.2 低3.0
営収 24,260(3,540-20,720)
12(4-8)回
11.25(5.25-6.00)時間
MAX 8,550

午前中に歯医者へ行って、

13時からの入り

前日からの苦しい流れは変わらず、

18時過ぎで3点・・・

夕方自治会の会合へ顔を出して、

夜22時過ぎても3点のまま

もうやめよかな(帰ろうかな)

と思っていたら、

最後の最後に遠方

26時過ぎに帰ってきたら

無線は鳴りまくり

駅はタクシーを待つ若者たちがウロウロと・・・

昼間数十台のタクシーが何もせずじーっと待ってるのに

夜中はタクシーがなくて寒い中客がじーっと待っている

なんかアホみたい、というかこっち(タクシー側)の問題なんやろけど

アホみたいというか、利用者にしてみたら

「お前ら(タクシー運転手)アホか」

ゆう話なんやろな

2012年3月9日金曜日

3.6(火) 25点 8(木) 41点~タクシー運転手の労働時間

「ぬくなって(暖かくなって)きたね、もう春やね」

最近は車内でこんな話もよく出るほど気温は上がっている。

空はなかなか晴れないが・・・

「はい、流れる季節の真ん中で、ふと日の長さを感じます」

※当セリフはフィクションです

「運転手さんて夜遅いんやろ?大変やね」

「いや、遅いゆうてもこの程度(25時過ぎ)ですからね。お客さんなんて今タクシー乗って帰られて、明日また朝から仕事なんでしょう?」

「まあ、そやけどな」

「ぼくらは朝は遅いですから。乗務と乗務の間に8時間は空けないといけないゆうルールもありますし」

※8時間ルールは会社の独自の決まりではなく、「タクシー運転者の労働時間等の改善基準」という厚生労働省が定めたルール

「へぇー、うらやましいな。普通のサラリーマンにもそんなルール作ってほしいわ」

「都市型勤務になると、隔勤と呼ばれて一日おきの勤務になります。その場合働いた次の日は基本的に休み(明け)になります」

「(自分らサラリーマンにとっては)夢のようやね。でもその分大変なんやろ?」

「まあもちろん人にもよるんでしょうが、基本的に我々の年齢ではラクショーですね。タクシーの業務というのは歩合制ですから、『サービス残業』なんてほとんど存在しないわけですよ。多くの運転手が『もっと働きたい』わけです。逆に改善基準というルールで(働けないように)規制されているわけです」

※隔勤でも「ラクショー」と、fox-taxiさんのブログに書いてあった
http://blogs.yahoo.co.jp/taxi_taxy/22602720.html

しかし「のほほんタクシー年収500万生活」とは・・・なんかトップページの写真もいい感じやなぁ

「(一日8時間以上)働いたらあかんゆうのは、労働基準法にもあるはずなんやけど、ほとんど守られてないやんな」

「確かにそうですね。しかしタクシーの場合は昔、バブルの時代やと思いますが『働き過ぎ』の問題があって、こんな(人を乗せて運転する)仕事ですから結構厳しく管理されてるんですよね」

「事故なんかあったらあかんからか」

「そうです。しかし現在の基準(日勤16時間、隔勤21時間)というのは年配の運転手が多いことが考慮されているように感じるんですね。今後若い運転手も増えてくる(?)とすれば、もう少し柔軟性を持たせても良いのではないかと思います」

3月6日(火) 景気50 雨のちくもり
日照1.5 雨15.0 高16.5 低9.4
営収 25,590(10,250-15,340)
15(4-11)回
9.00(4.25-4.75)時間
MAX 4,790

この日は年に一度のメーター検査

タクシーメーターというのは、年に一度公的な検査場(兵庫県は明石にある)で正常に作動しているかどうかの検査を受けなければならない。 

2千円手当てもらえるし、年に一度のドライブで結構好きなんだが、

明石焼きでも買って帰ろうと思ったが、

用事で早く事務所に帰らなければならなかったので断念・・・

15時過ぎから入ったが、

17時頃まで営収ゼロ・・・

よく踏ん張ったわ

3月8日(木) 景気50 くもり
日照3.2 雨0 高11.4 低1.7
営収 41,170(18,100-23,070)
21(11-10)回
12.75(6.00-6.75)時間
MAX 9,270

この日は個人的に好調やった

昼間いい時間(13時過ぎ、普通は最も悪い時間帯)にミドルがあって、

しかも5千円ちょっとの料金に7千円くれて

「少ないけど(チップで)取っといて」

神や・・・

夜も最後の最後に遠方ヒット

最近いい感じや

2012年3月6日火曜日

3.5(月) 雨 25点~「気になって眠れへんから」

週明けの乗務は

昨日から続く雨

雨足も強くなった深夜の駅で、

若い女性が2名乗ってきた

見た目20台前半くらいのOLという感じ(「OL」とか最近言わんやろ)

一人はショートヘアをオレンジ色に染めている

もう一人は対照的に黒髪を後ろでしばって、堅そうな先生風

どちらも全くタイプは違うが、

かなりの美女やった

ショートヘアの方は、もうベロンベロンに酒が入っていて

それを黒髪先生(なんやねん、この呼び名)が介抱しているような構図やった。

「XXタウンまでお願いします」

2千円ほど出るところである、悪くない(かわいい娘なら近場でもいいんやろ)。

「わかりました」

その後、後部座席では

目もうつろなショートヘアに

「大丈夫?もうすぐやからね」

と黒髪先生が一生懸命声をかけている。

かわいい・・・

普通なら、

吐かんといてくれよ

と心配するところだが、

でもそんときは何か思わぬ展開があるかも・・・

という期待もするのである(アホか)

まあ一応なるべく揺れないように注意しながら運転して

目的地に着いた

「ありがとうございます。2,390円です」

黒髪先生は支払いを済ますと、

「先に降りてて」

とショートヘアを先に外に出した。

ショートヘアは車を降りると、

どしゃ降りの中、少し先のガードレールに持たれかかった。

オレンジ色の髪が闇の中で揺れていた。

後部座席を見ると、

黒髪先生はまだ座っている。

「あの・・・(早く行かないと)友だちやばいんやないの?」

「・・・はい」

「あ、傘は?」

「・・・あります」

口をキュッと結んだ先生はまた何とも言えず美しかった。

いじめてほしい・・・(死ね)

車内に沈黙が流れる

「雨、けっこう降ってるね」

「・・・はい」

なぜ、なぜ降りない?

月曜とは言え、

強い雨で駅には客の列が出来ている時間帯

しかし俺の頭の中は、もうそんなビジネスのことなんかどうでも良くなっていた。

「・・・」

「ちょっとドア閉めてもらっていいですか?」

えっ?何?なんで?

言われた通りドアを閉める。

「・・・あの、こんなこと言っていいかどうかわからないんですけど」

「はい」

「でも、このまま降りたら、気になって眠れへんから」

「・・・」

だめや、俺は妻子ある身や、その先は言うな。

「あの・・・」

「はい」

・・・言わんといて

「さっきお釣りもらいましたっけ?」

2,390円の料金に2,400円もらって、

10円しっかり返したわ!

前方ではびしょぬれのオレンジヘアが空しく揺れていた。

3月5日(月) 景気50 雨
日照0 雨24.0 高12.2 低8.2
営収 25,770(2,270-23,500)
14(2-12)回
12.25(5.00-7.25)時間
MAX 5,030

月曜なので、早め(10時半)に入ったが

前半戦はさっぱりで2千円・・・

早め(15時半)中断し、かみさんと本屋へ行ってウロウロ(兼子ただし立ち読み)

そして後半戦早め(18時)に入るも

20時まで何もなく・・・

まあナイスカムバックやろ

ちょっと前ならほんまに1万円で終わってしまうこともあったけど、

これが最近の流れやね。

2012年3月4日日曜日

3.2(金) 61点 3(土) 33点~プロの運転手

今日もやばい・・・と思った瞬間、

目の前に輝く厠

全然関係ないようで、実は関係ある(?)話

「運転手さんって道にくわしい言うけど、今どきナビ(カーナビ)があるから関係ないやんね」

「・・・そんなことありませんよ。わたしはナビなんて使いませんよ(おっ、プロっぽいな)」

「えっ、なんで?」

「(ナビ)買うのもったいないんですよ」

「・・・」

「まあ、携帯(スマホ)なんかでも見れますし」

「まあ、そうですね」

「でも、ナビなんかに頼ってたらタクシー運転手はつとまりませんよ(おっ、今度こそプロっぽいな)」

「なんで?」

「ナビではわからないことがあるんです」

「わからないこと?」

「例えば、ホテルの入口です。ナビでホテルの位置がわかっても、入口がわからなければホテルに入る直前にダサいことになります」

「ホテルの入口なんか、正面にあるもんでしょ」

「そんなことありません。例えば、新神戸のANAクラウンプラザホテル(旧新神戸オリエンタルホテル)は正面というか、大きな道側に入口がありません。新神戸駅側から来たら、ややこしいユーターンをして、細い路地に入って、裏手に回らなければいけません。知らなかったら結構大変なことになりますよ」

「そんなん、どうやって調べるの」

「そうですね。ホテルや病院なんかは近くを通ったときに、用がなくても実際入ってみたりします。タクシー乗り場の様子なんかも観察するんですよ」

「やっぱりプロやね」

「そして、うまく行ったら入口に停めて、お客さんを探すふりをしてトイレを借ります。ホテルのトイレってすごいんですよ。ウォシュレットとかあって」


3月2日(金) 景気60 雨のちくもり
日照0.0 雨5.5 高10.8 低6.2
営収 61,640(30,080-31,560)
16(10-6)回
13.00(8.50-4.50)時間
MAX 18,950

久々のブレイク

最近同僚の中で、

俺が(営収)揚げ過ぎている

みたいな話があるようで、

と言っても営業所で上位10%には入らないというレベルなのだが、

比較的若いしイケメンなので(要領良くて性格が悪いので)、

なんとなく目立つようである。

こんな時期にあまり稼いではいけない

と思うと、いい仕事があたるものである。

夕方に大阪扇町、最終は明石

前後半で2万円級が2回

うーん・・・

3月3日(土) 景気50 晴のちくもり
日照2.7 雨0 高10.1 低2.3
営収 33,980(15,570-18,410)
16(5-11)回
10.00(5.00-5.00)
MAX 12,470

今日は乗務前にいろんな同僚と話をしていた

基本的には、

(会社もタクシーも)もっと良くして行きましょう

会社のシステムとして、利用者志向で最も良い形を考えましょう。

という奇麗ごとを柄にもなく語っていたのだが、

「(昨日はたまたまで)ぼくだけがいい仕事があたってるわけやないんです」

みたいに、仕事そっちのけで約3時間つぶした。

13時半にやっと仕事に入ると、

14時前にいきなり「いい仕事(遠方)」があたった

うーん・・・

2012年3月1日木曜日

2.27~29(月~水) 92点~たっしょんブルース

ちょっと下品な話になるが、

タクシー運転手と立小便

これはしばしば問題になる。

もう9年前になるが、入社研修で

運転手が立小便している現場を近隣住民が激写していた

画像を見せられたのを覚えている。

それはそれはみじめなものであった

それは「光景としてみじめ」という意味で、

決してその運転手の「もの」がみじめやったという意味ではない(2行も使って言うことでもないやろ)

それを見た若き日の俺は、

俺は絶対に立小便なんする運転手にはならへん

と誓ったものである。

公衆便所のある公園は大体把握しているし、

きょうびコンビニもどこにでもあるので、何か買うついでに(最近チョコクロワッサンにはまってる)使わせてもらう。

そう俺は立小便はしない

多分しないと思う

しないんじゃないかな

ま、覚悟はしておけ(わーすーれてーくれーるなー)

しかし年に一度くらいタイミングやシチュエーションが悪く、

命に関わるようなとき(言いすぎ)

大地と対話することはある(どういう表現やねん)

昨日がそんな日やった

20時から22時くらいまではほとんど動きがなくて、

車の中で紅茶を飲んで、

お菓子を食べながら

キャンドルを焚いていたら

ちょっともよおしてきて、

寒いから後にしよ

なんて思ってたら、

客が乗ってきて、

近場やったし、

また帰ってきたら(駅で)しよか

と思っていたら、

無線が鳴って

ま、次行ったとこで公園探してしよか

なんて思ってたけど、

適当な公園がなくて、

しゃあない駅に戻るまで我慢しよ

と駅に戻る直前にまた無線が鳴って・・・

(配車先に)行く前にしとこかな

なんて思いつつ、

もし客が急いでたら・・・

とこんなときに限ってプロ根性が芽生え

行ってみると、

こんなときに限って結構いい仕事で(3千円くらい)

客降ろして、

もう我慢出来ひん

と思いつつ、

適当なコンビニも公園も見つからないので、

駅に行ったら大丈夫(トイレはある)

でも我慢出来ずに一度止まって、

ここで一緒に死のう

とマイタク(自分のタクシー)に話しかけるも、

「我慢しろ、駅まで帰れ、お前なら出来る」

と説得され、

駅に帰りながら、

もし駅に入ってタクシー乗り場に客がいたら・・・(多分死ぬ)

と思い、

タクシー乗り場から見えない横道から駅に入ろうとすると、

なんとその路地の入口に

客がいて手をあげている

そんなバカな・・・

この狭い路地で、無視して通り過ぎるわけにもいかない

仕方なく止まってドアを開ける

「こんばんわ(近いとこお願い!)」

「良かったー!こんなとこにタクシーいると思わんかった。M台まで頼んます」

M台・・・普通なら大喜びの仕事である

5千円口、20分

「あり・・がとうございます(こんなとこに客いると思わんかった)」

20分か・・・ジエンドではない。

あと22分は持つ、命はつなげる(微妙やな)

行きがけにコンビニもチェックした

しかし、そのコンビニまでは降ろして戻って5分かかる

無理や・・・5分は持たない(やっぱり微妙やな)

M台手前の田んぼ道に目星をつける

ここしかない

M台に入って、こんなときに限って住宅街の一番奥(普通はうれしいのにな)

「ありがとうございます。4,950円です」

「あ、どうもありがとう。5千円と・・・えっと50円あるからちょっと待って」

「・・・はい(50円いりません。100円返します、いや1000円返します。早く行かせてください)」

「あれ、あれ・・・50円ないわ。ごめんねー、じゃあこれ100円」

「(メーター料金4,950円に)5,100円・・・ですか」

もう膀胱に意識が行っているので思考能力がない(思考能力があってもわからんやろな)。

「もうお釣り50円でいいです」

意味わからん・・・100円チップか

そんなんなら最初から5千円で、「(50円チップで)いいです」言って降りてくれ

「・・・ありがとうございます」

ドリフト気味にユーターンして、さっきの田んぼ道を目指す

1つしかない信号につかまる・・・

そしてやっと目的地に

燃えている車から脱出するスタントマンのようにして車から飛び出す

そして全ての苦しみから解放される瞬間

田舎の田んぼ道、

向こうの方から車が走ってくる

こんな時間車などほとんど走らない田舎道である。

(ヘッドライトの光を見て)あの距離なら、こっちに来るまでに全てを終えることが出来るのでは

しかしもし終えられなかったら・・・

タクシーの真横で、「もの」は立派でも、「みじめな姿」を見られることになる

あかん、俺はプロや

そんなん見せられへん

ほんの20秒や、待とうやないか

しかしその車が遅い

なんでこんなゆっくり走ってんのや

俺は車外に出て、

タバコなんか吸わないのに、

タバコを吸ってるような仕草をしている

早く行ってくれ、早く、頼む

しかしその車はこっちに近づくごとに減速しているように感じる

気のせいか・・・

俺はもう限界に来ていた

見られてもいい

もう俺の人生どうなってもいい

俺が道路に背を向け、田んぼに向かって窓を開こうとしたそのとき、

車は俺の背後で、なんと止まった

なんや、何事や

恐る恐る振り向いた。

「運転手さん、すみませーん。ちょっと道教えてほしいんですけど」

「あ・・・この道まっすぐですわ」

行き先聞いてないのに答えるな。

2月27日(月) 景気60 晴
営収 28,940(17,530-11,410)
25(16-9)回
10.00(6.50-3.50)時間
MAX 3,790

この日は昼間病院に詰めたが、

よく動いたなぁ

仕事は小さくても回数がすごかった

近くのケーキ屋からの無線(大体ワンメちょいの最寄り駅)も多くて、

こういう日は結構やりがいある。

夜はまたレポート作りで5時間近く抜いた

月曜言うのに、周りもよくあげてたな

2月28日(火) 景気70 晴
営収 41,560(12,060-29,500)
20(6-14)回
11.25(5.75-5.50)時間
MAX 4,950

この日もまた「良い日」やった。

上の話があった日だが、

22時過ぎはほんまに

止まることなく動きっ放しやった

この日もみんなよく揚げてた

2月29日(水) 景気50 晴
日照5.3 雨9.0(朝方のみ) 高8.7 低0.2
営収 22,390(7,110-15,280)
9(5-4)回
7.75(4.25-3.50)時間
MAX 11,110

良い流れで来た3連勤の最終日やったが、

午後は無線委員会で激論約3時間

この日のためにレポートを作って俺も持論を述べようとしたものの、

どうしても

今ある仕事をどう配分するか

「こっちに寄こせ、あっちにやるな」みたいな、学級会みたいな話になってしまい

利用者の方を向いて、新たな需要を作っていこう

という話までいかないのが残念である。

しかしタクシー議論は大好き、話し合いの機会を持ってくれた会社に感謝

そしてこの委員会で人生初の昇進、班長に選ばれた(しょぼ)。