2017年9月25日月曜日

タクシーの値引き交渉は、実は違法です

こちらの記事↓

http://news.livedoor.com/article/detail/13658495/

タイトル(道を間違えタクシー代が高額に「明らかな場合は払う義務はない」)よりも、

Q.ちなみに「値引き交渉」が違法というのは本当ですか

当たり前じゃないですか。

この当たり前の事が分かっていない運転手や利用者が未だ存在しているようである。。

この記事にもあるが、

処分されるのは、(値引き交渉してきた利用者でなく)運転手とタクシー業者

ということをよく覚えておいてほしい。

まあ大阪のように都市そのもので値引き交渉に負けてしまっている地域があるから、何とも言えないが…(そこからさらに値引きする奴おるから怖いよな、あの街…)

乗り放題タクシー

乗り放題タクシーか…

http://diamond.jp/articles/-/143262

ただでさえタクシー(ドライバー)が不足してる、今後もさらに不足していく現状からいったらありえないよね。

しかし、これにより新たにドライバーを増やすことが出来る

という考え方をすれば、ありかもしれない。

「乗り放題」を導入するとすれば、まず利用できるタクシーを限定しなくては管理上無理がある。

どのタクシーでも乗れますよ、ではどこに、どのように営収をつけるかややこしくて仕方ない

だから基本的にはAさんのタクシーしか利用できません

という形になる。

しかしAさんはもちろん休みを取らないといけないから、隔日勤務ならAさんとBさんのタクシーとなる。

そうなると営収配分は半分…しかも行けるタクシーは1台のみ

乗車距離を限定(1000円以内)したとしても、

乗り放題は3~5万えんくらいの料金設定になるのかな

さらに平日日中に限定すれば、2~3台のタクシー(ドライバー)を確保出来て、もう少し現実的になるかもしれない。

これをやるとすれば、

乗り放題専門タクシー

にする必要があるだろう。

要するに、そのタクシーは基本乗り放題の客を専門に乗せる。

そのようなドライバーを例えば1つのタクシー業者で10名くらい揃えて、乗り放題客を100名くらい獲得すれば、

平日日中限定で月額3万円

として業者の収入が月300万、(オペレーション費用がかさむので)ドライバーの配分が半分として1名15万の固定的収入が得られることになる。

約10名のドライバーで乗り放題100名の客をこなしていく負荷がどのくらいになるかはやってみないと分からないが…空いた時間にフリーの客を乗せて上乗せすることも可能かもしれない。

業界で(求職者に)常に求められている固定給のドライバー

として新たなリクルートすることが出来る。

平日昼間で時間を限定した仕事になるので、

子育て中の女性などに適した仕事になるかもしれない

または不安定な収入に尻込みしてなかなかタクシーに踏み込めない

若い世代の入り口的な仕事としても持って来いだろう

当然フリーの歩合制の方が収入は高くなるので、行く行くはそちらに移行していけば良い。

乗り放題タクシー、良いかもね…(現実的には高齢者バイト仕事の受け皿やろな)



2017年9月20日水曜日

外国人ドライバー

外国人ドライバーかぁ…

http://news.livedoor.com/article/detail/13635716/

欧米では当たり前やけど、日本もこんな時代になってきたんやねぇ。

要するに人手不足ということだが、多様性が生まれるのは業界としては歓迎すべきこと。

記事の最後には、

観光タクシー

という話もあったが、

タクシーの今後の課題は付加価値を高めること(収入上げるっちゅう話やな)。

手っ取り早いのはなんと言っても車内外の「広告」だが、

正攻法で行けば、やっぱり観光やんね。

これは東京や大阪など都市部はもちろん、地方都市でも人を呼べるツールになる。

しかしルート作ったり、営業したり、いろいろ大変だからあまり聞かない(放っといても車足りひん時代やからな)。

カーナビに頼ってる運転手は会話も出来なくて、面白くないイメージもあるよね

そういう意味で、外国人タクシーは我々が見えないところが見えてるのかな。

2017年7月20日木曜日

「タクシーってのは、常にお化け乗せてんねん」

「暑いですねぇ…」

年配の先輩とも自然に話せるようになってきた。

「ほんまに暑いなぁ、こんな時期は夜になると涼しくなるからタクシーは良いもんや」

「涼しくなる?」

先輩は気持ち良さそうにタクシーにホースで水をぶっかけながら、嬉しそうに言った。

「お化けが乗ってきたら涼しくもなるやろ」

なんや、そんなことか…

「ハハハ…」

おじいさんと話を合わせるのも一苦労やな

「なんや、お前お化け乗せたことないんか?」

「ありませんよ、そんなもの」

タクシーの怪談話とかよく聞くが、少なくとも俺がタクシーに乗り始めてから、そんな経験したことはない。

「お前(タクシー)乗り始めてなんぼや」

「2年ほどです」

「2年かぁ…。まだないか。タクシーってのはな。常にお化け乗せてんねん。乗せてる客についてることもあるし、客乗せてない空車んときに乗ってることもある。それが見えてくるのには少し時間かかるんかなぁ…まあ、心配せんでも、そろそろや」

「いえ、何も心配してませんが…」

2年もタクシー会社にいると、先輩のほら話にも慣れてくる。

えらい遠くまで行っただの、幽霊見ただの…最初は、

「へぇー!すごいですね」

なんて、真顔で聞いてたが、大勢乗務員がいる中で、目立つためにそれぞれ話を大きくしてるのが分かってきて、対応にも慣れてきた。

俺はあんな風にはなりたくない

と思っていた。

そんな日の夜やった。

俺の乗務している地域は、駅の近くにいわゆるニュータウンはあるものの、数10分走ればすぐに山の中に入っていくような地方都市である。

駅から乗車した女性は、

「××まで、お願いします」

普通やった。

乗ってきたときは、特別な感じもなく、ただその行き先がある程度距離のある場所だったことで、微妙にテンションが上がった。

「分かりました」

後部座席に乗った女性は40前後やろか、年齢のせいか少し落ち着いた雰囲気を受けた。

ロータリーを回って駅を出ると、女性はずっと窓の外を見ていた。

横顔が90度とすれば、ルームミラーから見る女性の顔は「横顔以上」やった。

その横顔以上を見て、

「タクシーってのは常にお化け乗せてんねん」

先輩の言葉を思い出した。

タクシーに乗車する女性の割合は、昼間は買い物や病院通いのおばあちゃん中心だが、夜になるとグッと減る。

夜は帰宅の男性サラリーマンが多く、

女性は1割、2割程度やろか

地域にもよるが、少ないことには変わりはないだろう。

そんな中でも夜は性犯罪を恐れる若い女性の比率が高い。

が、この40前後というところは、非常に「微妙」である(この年代になれば、性犯罪のリスクはなくなる言いたいんか)。

微妙で済ませておけば良いのだが、何か気になってしまう…

「暑いですねぇ」

話かけてしまった…

基本的に夜は客も一日の仕事を終えて疲れてるし、なるべくこちらから会話を投げないようにしているのだが、不思議と言葉が出てしまった。

「え?…はい」

女性は、年甲斐もなく(怒られんぞ、どんだけアラフォー馬鹿にしてんねん)白いノースリーブのシャツを着ていた。

「一日仕事ですか」

「えぇ…、はい」

返答に困っている。

通常なら、ここでフェードアウトするのがベテランドライバーなんだろうが、まだ半人前の若僧は続けてしまった。

「大変ですねぇ…こんな時間に帰って、また明日も仕事ですか」

俺らは明日休みやしー、なんて優越感で言ったわけでもなかったが、

「いえ、帰るんじゃありません。ちょっと見に行こうと思って」

「見に行く?」

「はい、前の旦那を」

意外と「旦那」について話す女性は少くないのだが、「前の旦那」となると、さらに想像が逞しくなってくる。

しかも一人で、タクシーに乗って、「見に行く」ということは…

「はぁ…、前の旦那さんと何かあったんですか?」

ここは難しいところで、基本タクシードライバーが会話の中で踏み込んで良い領域を超えているとも言えるが…

新人の頃は、

「これ以上はあかん」

というところでグッとこらえて、無難な会話に終始していた。

しかし、後になってみると

「聞いとけば良かった」

と思うことも多い。

タブーとされている質問も、相手が望んでいる(と思われる)のであればオーケーなのではないか。

この時は不幸にも?俺はそこに突っ込む選択をした。

「いえ、旦那は亡くなりました」

「亡くなった?」

「はい、もう20年も前に」

ちょっと、想定してなかった。

夫婦間のトラブルとか、不倫とか、そういうんやと期待(とか言ったらあかんのやろけど)していたが、

「……」

車内に沈黙が流れた。

ここで会話を切るのも不自然だったが、次の言葉が出てこなかった。

突っ込んだ以上最後まで話を聞かないといけないのだが、その「つなぎ」が出来ないところは、まだ俺も新人の域から抜けられていないのかもしれない。

車は住宅街の幹線を抜けて、山道に入っていった。

山道とは言っても、ニュータウンへの抜け道になっていて、時折すれ違う車はそれなりにスピードを出していた。

信号はほとんどなくなり、街灯の間隔が少しずつ広がりだしたとき乗客の女性がふと声を出した。

「ここで…」

「はい?」

「ここで停めてください」

「えっ??」

何もない田舎道である。

反射的にブレーキを踏んで、ハザードを点けた。

路肩が少し広くなっている場所があったので、そこで車を停めた。

気づくと左側の路肩はちょっとした崖になっている。

まさかここが目的地ではないだろうと思い、

「どうかされましたか?」

振り向くと、女性はいなくなっていた。

何が起きたのかよく分からずに、呆然としていた。

どのくらい時間が経っただろうか…数分だったのかも、または数秒だったのかもしれない。

対向車線の向こうの方から、トラックが走ってくるのが見えた。

かなりのスピードで近づいてきた。

こっちの車が路肩に寄せてるとは言え、緩いカーブを思い切り中央線を越えている。

トラックのハイビームが眩しくて、目を反らしたときルームミラーに若い女性が映った。

後ろを振り向くと、やはり誰もいない。

メーターは5千円を超えている…(大阪ならここから半額やな)

路肩には2体のお地蔵さんが、仲睦まじく並んでいた。

2017年6月27日火曜日

自働運転タクシー

東京オリンピックに向けて、「自働運転タクシー」が走るという報道が未だに続いている。

もうあと3年しかないのに…(出来るわけないやろ言いたいんか)

Taxi Operator Working on Self-Driving Cars for the 2020 Tokyo Olympics


この記事(「日本のタクシー会社が東京オリンピックで自動運転車を走らせるためにがんばってる(意訳しすぎや)」)では、

東京の日の丸交通を紹介している

記事によると保有台数が607台(めっちゃ具体的やな…)で東京でもトップ10に入る業者とのことだが、日本的に言えば4社に入っておらず東京人でない人間からするとややノーマークだったところである。

しかしHPを見ると、非常に洗練されていて現代的、採用のページに出てくる女性もきれい…(そこか)

若い人が入るんなら「古き良き」4社より、こういう会社の方が面白いのかも

こちらの日の丸交通が以前から自働運転者の開発で注目されているZMPと組んで、自動運転タクシーの開発に取り組んでいるという話が上の記事で取り上げられている。

日の丸さんのこちらのページで書かれているような内容である

しかし何故自働運転車が必要か

というところではやはり、

ドライバーの人材不足

が挙げられている。

人材不足を補うために自動運転タクシーが必要ということである。

しかし当たり前のことながら、どれほど自働運転が発展しても、狭い路地まで走るのは難しいし、老人の乗降介護は出来ない。

有人運転と無人運転タクシーの共存が基本であることに変わりはない

もし自働運転タクシーで会社が儲かり、その利益がドライバーの収入に繋がる時代が来るかもしれない…(あんた自働運転なんて無理や言い続けてるやんか)

さらに車両に広告を貼れば、街中を走るタクシーの広告価値は計りしれない

大げさに言えば、車両の内外の広告を充実させれば、タクシーなんて無料で走らせられる時代が来るかもしれない(このブログも広告で持ってるしな)

そして、それらの利益がドライバーに還元され、ドライバーの収入があがる

収入が上がれば、より良い人材が業界に入って来る

そのようなゴールデンサイクルが近い時代にやって来ると思うとわくわくするね


2017年5月8日月曜日

タクシー運転手の日記

過去(2011年4月まで)のログを残していたeoブログのサービスがこの3月末でなくなってしまったので、こちら↓

http://blog.livedoor.jp/brack_cab/

にサイトを移行しました(写真とか表示されてないやん)。

2017年4月30日日曜日

今後の賃金動向

このようなサイトを運営していると(運営してるのか)、

やはり賃金に関する問い合わせが多いし、サイト閲覧も賃金に関する投稿が圧倒的に多い。

以下にあるのは自動車労連(タクシー関係事業者の労働組合)で出している賃金データになるが、

http://www.zenjiko.or.jp/img/data_pdf/2015_3.pdf

このようなデータはネット上でアクセスしやすい賃金データであるにも関わらず、

労働組合が出している(より労働条件が悪いことをアピールすることが目的である)という問題がある。

このデータは2013年までのデータとなっているが、

2013年の全国平均年収が298万円(ここで読むのやめるなよ)

タクシー収入は地域格差が大きい(東京では400万を超えている)ことと、タクシーという全く自由な仕事の特性を考慮して、この金額を推し量るべきではあるが、

他の業種から比較して少ないことは否定できない(上のデータにおける全産業平均(524万)の数字もまゆつばものやな…)。

しかし注目すべきは平均年収でなく、平均年齢(58.4歳)である

タクシードライバーの平均年齢は年々上昇している

これも地域差があるものの、年にほぼ1歳に近い水準で上昇していて、現在(2017年)は60を超えているのである。

残念ながら、ほとんど若い世代が入ってきていない

タクシードライバーの収入は地域格差と共に、年齢格差も大きいが、我々が見ているデータは60歳近いドライバー、

要するに年金をもらい始めているドライバーの平均である

2012年頃からは団塊世代が65歳を迎えて、フル年金を受給し始めている。

そのような超高齢化社会でタクシーの需要が急増している中、

働く側はギアを下げている

という逆転現象が起きている。

2013年の後のデータ(組合はあまり見せようとしないが…)において、平均年収は間違いなく上昇しているが、

それは年金をもらいながら悠々自適にドライバー生活を楽しんでいる高齢ドライバーの平均にすぎない表面的データである。

ウーバーという黒船を追い出し、ドライバー不足が顕在化している昨今において自動運転タクシーなど脅威ではなく、パートナーでしかない(それが可能ならな)。

巷はタクシーを待つ利用者に溢れ、ドライバーは好きな時間に自由に日銭を稼ぐ

そんな時代がもうやってきています